歴史の流れを理解するために読むべき小説群
フィクションの部分を嗅ぎ分けるべき
1.項羽と劉邦 (司馬遼太郎全集)
![]() | 上巻 始皇帝の帰還 江南の反乱 沛の町の樹の下で 挙兵 楚人の冠 長江を渡る 楚の武信君の死 宗義を撃つ 鉅鹿の戦い 秦の章邯将軍 |
![]() | 中巻 張良の登場 関中に入る 鴻門の会 漢中へ 彭城の大潰乱 劉邦の遁走 漢王の使者 陳平の毒 紀信の悪口癖 |
![]() | 下巻 背水の陣 斉の七十余城 半ば渡る 虞姫 弁士往来 平国侯の逐電 漢王百敗 烏江のほとり |
2.三国志 (吉川英治 講談社文庫)
華麗豪壮な調 華やかで立派な旋律
哀婉アイエン切々の情 哀れで心に迫る感情
悲歌慷慨コウガイの辞 悲しい歌と憤り嘆く言葉
誇張幽玄な趣 大袈裟な奥深さな味わい
拍案三嘆の熱 強い憤り何度も嘆く熱意 吉川英治の讃
![]() | 第一巻 桃園の巻 劉備、関羽、張飛の登場 曹操、孫堅、袁紹、呂布の登場 董卓の登場 第二巻 群星の巻 反董卓軍の挙兵、解散 |
![]() | 第二巻 群星の巻(続き) 趙雲の登場 孫堅の死去 董卓の死去 第三巻 草莽の巻 曹操の台頭 孫策の登場 太史慈の登場 曹操、劉備、呂布の攻防 |
![]() | 第三巻 草莽の巻(続き) 曹操の優位 曹操・劉備と呂布 呂布は下邳に 第四巻 臣道の巻 呂布を捕獲 呂布の死去 公孫瓚の死去 劉備は徐州へ 袁術の死去 袁紹と曹操の対立 曹操の専横に反旗を翻す 曹操軍の徐州攻撃 劉備は袁紹のもとへ 関羽は曹操のもとへ 白馬の戦い・延津の戦い 劉備は関羽を呼び寄せる |
![]() | 第五巻 孔明の巻 曹操と関羽の別れ 関羽千里行 劉備と関羽が再会する 劉備軍は新野へ移る 孫策の死去、孫権の即位 官渡の闘い 曹操が河北を統一する 劉備は劉表のもとへ、その後新野に移る 第六巻 赤壁の巻 博望坡の戦い |
![]() | 第六巻 赤壁の巻(続き) 長坂の戦い 孔明が呉に行く 曹操と周瑜との謀略合戦 東南の風が起きる 孔明は夏口へ戻る 第7巻 望蜀の巻 赤壁の戦い 曹操の逃避行 南郡で3国の攻防 周瑜の撤退 劉備軍の荊州攻略 劉備の婚儀 孫尚香と呉を脱出 周瑜の死去 |
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3.八本目の槍(今村翔吾 新潮社)
4.天地明察(冲方丁 角川書店)
| 渋川春海 江戸前期に行われた日本人による初めての改暦事業 本業の囲碁では、同時代の本因坊道策に負け続け、算学では、同い年の天才、関孝和に及ばなかった 天文学や算学の知識と神道や儒教、朱子学の知識が必要で、京都の知識人から多くを学ぶ 北極出地の観測隊の隊長建部昌明、副隊長伊藤重孝。建部は算術及び天文暦学に長じ、伊藤は御典医でありながら算術と占術に優れていた、この二人の補佐役として、五畿七道を巡り歩いて観測する 建部の大願は、「天の星々を余さず球儀にて詳らかにする」渾天儀作り、伊藤の大願は、「分野」という中国の占星思想を日本全土に当てはめたい、という二人の夢を受け継ぐ 神道の師であった山崎闇斎、算術の安藤有益、この安藤有益の算術の師であった島田貞継などベテランの指導を受ける 徳川光圀や保科正之に、博学な才能とその人柄により深く信頼される 22年間に3回却下されても、あきらめず、観測データを採取・分析し続け、独自の暦の有効性を証明し4回目で改暦に成功する |



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