野中郁次郎の組織的知識創造の理論
組織の外から内へ、内から外への知識変換プロセスに日本企業の強みがあった
企業は外から知識を吸収する、吸収した知識を組織内部で共有し
共有した知識で新たな技術や製品に転用し市場に供給してきた
知識創造が、連続的イノベーションを生み出し、日本企業の競争優位となった
知識は暗黙知と形式知に大別できる
暗黙知
極めて個人的で、形式化したり他人に伝えたりするのが難しい知識
形式知
形式的な言葉や論理的な言葉で他人に伝達できる知識
暗黙知を形式知に変えるプロセス
共同化:個人の暗黙知からグループの暗黙知を創造する
知識を個人の暗黙知からグループの暗黙知に変換する
表出化:暗黙知から形式知を創造する
暗黙知を論理的に記述する努力をする
連結化:個別の形式知から体系的な形式知を創造する
個別の形式知をさらに昇華させ、体系的な形式知として定着させる
内面化:形式知から暗黙知を創造する
高度な形式知となって組織全体に流布させ、
全メンバーの習慣にまで昇華させる