1.前提条件
Windows 10 は 2015 年 7 月にリリースされ、
約 10 年を経て、2025 年 10 月 14 日にサポートが終了する
Windows 10のセキュリティチエック構成
Windows Update
OSのセキュリティホールを修正するための更新プログラムを
自動的にダウンロード・インストールする
最新の状態に保つことで、既知の脆弱性を大幅に減らす
Microsoft Defender Antivirus
脅威からシステムを保護する組み込み済みのソフトウェア
定期的に自動でスキャンが実行される、手動でも可能
クイックスキャン:OSの主要なフォルダやメモリをチェック
フルスキャン:ハードディスク全体を徹底的にスキャン
カスタムスキャン:特定のフォルダやファイルをスキャン
周辺ソフトウェアのセキュリティチェック
ブラウザ、Office製品、その他のサードパーティ製アプリなど
アプリケーションの更新
脆弱性は日々発見されるため、常に最新版に更新する
Microsoft Storeアプリ
アプリ自体が自動的に更新を管理する
デスクトップアプリ(Office、ブラウザ等)
アプリ自身に更新機能が組み込まれている
手動で更新を確認できるオプションも用意されている
2.サポート終了の内容
継続するサポート
Microsoft 365 Apps
2028 年 10 月 10 日までセキュリティ更新を受け取れる
2026 年 8 月まで機能更新が提供される
Microsoft Defender
2028 年 10 月まで更新プログラムが提供される
継続しないサポート
セキュリティ更新プログラム
機能更新プログラム
技術サポートの提供 を終了する
3.具体的な内容
Windows 10のサポート終了が近づくと、
セキュリティ更新プログラムの提供が停止し
新たなセキュリティの脆弱性が発見されても修正が行われなくなる
Windows 10のサポートが終了すると
OSの脆弱性が修正されなくなり、新たなた攻撃の対象になりやすくなる
マルウェア感染、情報漏えい、ランサムウェア攻撃 等
技術サポートが受けられなくなる
OSに関する問題が発生しても、公式サポートは利用できない
アプリケーションの対応が終了する
多くのソフトウェア開発元もWindows 10へのサポートを順次終了し
周辺ソフトウェアのセキュリティ更新も期待できなくなる
要約すると
ウイルス定義ファイルの更新は継続するが
OSの新しい脆弱性が発見されても、対応されない
4.対応策
・素直な対応
無条件にWindows11に機種変更する、追加の費用が掛かる
・柔軟な対応
Macに切り替える、追加の費用が掛かる
Linux P Cに切り替える、追加費用は発生しない
・意地っ張りな対応
Windows10を使い続ける、ほぼ追加の費用が掛かる
有料で拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)の提供を受ける
最大3年間・・・初年度は30ドル、以降の費用は未調査
最大1年間・・・無料、条件あり、詳しくは未調査
注意点
安心してWindows10を使い続けないこと
特定部分(Defender)のサポート期間を延長しただけなので
OSのサポートは10月で終了する、点に注意
Windows10を使い続けるのは自己責任となり、
Windows11だらけの情報の中で迷子にならない