1.フォールトトレランス(Fault-Torelance)
システムで障害が起きても、全体が停止することなく動作し続ける
機能を切り離さずに全てのシステムを正常に稼働し続ける
例:予備の電源系統やバックアップ用のサーバー等
2.フォールトアボイダンス(Fault-Avoidance)
故障そのものを回避するために障害自体が起きにくいように設計する
構成する機器の品質を高めたり、テストを行ったりして
障害が起こる確率を下げ、全体の信頼性を高める設計手法
例:自動車や宇宙船、人命に関わる医療機器等
3.フェールセーフ(Fail-Safe)
システムに障害が起きた場合、安全側に制御する
システムが必ず故障することを前提とした考え方
例:信号が故障した場合にとりあえず赤を点灯させる
4.フェールソフト(Fail-Soft)
システムに障害が起きた場合、障害が起きた部分を切り離したり停止させる
最低限の機能を維持させたまま稼働させ続ける
例:停電の際にUPSを使用して、一部の機能だけを継続し続ける
5.フォールトマスキング(FaultーMasking)
機器などに故障が発生した場合、その影響が外部に出ないようにする
装置の冗長化などにより、1台が故障しても全体に影響が出ないようにする
例:同じ処理を実行する3つ以上の独立したシステムを同時に稼動させ、
処理結果を比較し多数決の結果を採用する
6.フールプルーフ(Fool-Proof)
利用者による誤操作などが起きてもシステムに危険を及ぼさない
誤った操作をしても重大な事故や問題が発生しないように設計する
例:押してはいけないボタンを無効化させる
ドアを閉めないと起動しない電子レンジ
蓋を閉めないと回らない洗濯機