ビジネス理論(その16)

大野耐一のトヨタ生産方式

 トヨタ生産方式(Toyota Production System)
    技術力(高い品質)とコスト削減(高いコスパ)を

    両立させるために積み重ねられた生産方式の総称

    主なモノ
      ・ジャスト・イン・タイム
        ちょうど適時に間に合うように部品を作ること
          余分なものを間に合わせても仕方がない
        要るものを要るだけ要るときまでに用意すること

      ・自働化(ニンベンのついた自働化)

        人間の知恵を機械に組み込み、
          異常が起きたら機械が止まるようにした仕組み
        無停止杼換ヒカエ式自動織機(豊田G型)を開発した
          糸が1本でも切れたら自動的に止まる仕組みにした

  かんばん方式
    ルールを設ける
      ・「かんばん」が外れただけ後工程が前工程へ取りに行く
      ・前工程は「かんばん」の外れたものを外れただけ、外れた順に作る
      ・「かんばん」のない時は運ばない、作らない
      ・「かんばん」は現物に必ずつけておく
      ・100%良品でなければならない
      ・「かんばん」の枚数を減らしていく

かんばん方式


      ・後工程が部品を引き取りに来たとき
        「仕掛けかんばん」を外して、かんばん受取ポストに順に入れ、
        代わりに持ってきた「引取りかんばん」を掛けて収容箱を持ち帰る
        外された「仕掛けかんばん」は適宜集められ、

         外れた順に生産ポストにおかれる

      ・前工程が部品を生産したとき
        「引取りかんばん」を外して、かんばん受取ポストに順に入れ、
        代わりに持ってきた「仕掛けかんばん」を掛けて収容箱を置く
        外された「引取りかんばん」は適宜集められる