1.地鎮の作法

 屋敷地取作法・・・屋敷を構えるための作法
   公益財団法人和歌山県文化財センター シンポジウムや報告会の要旨集
     地宝のひびき-和歌山県内文化財調査報告会資料集 2018-07-14
       金剛峯寺境内出土の地鎮・鎮壇具を参照

   やしきちとりさほう
     日本の中世から近世にかけての土地の利用や
     宅地(屋敷地)の配置・取得・整備に関する習慣や作法を指す

     特に中世や近世の村落構造や武家屋敷の形成、
     あるいは寺社や町屋の配置などを研究する文脈で使われる

 真言宗 中院流
  真言宗(東密)の事相(じそう)の法流の一つ
  明算メイザン(中院阿闍梨)が派祖
  小野流系の法流

2.逆修銘

 「逆修」とは
  生前に自分の冥福を祈り死後は浄土へ住めるよう祈念すること

 「銘」とは
  一石五輪塔のように名前を刻んだもの

 「五輪塔」とは
  5つの形から形成され
    下から四角形、円形、三角形、半円形、宝珠系の順で
    下から地・水・火・風・空を表す

  インドから日本の密教に伝わり、
    五大要素を五輪とし、塔としたのが五輪塔