1.メモリーの種類
メモリは「揮発性」と「不揮発性」の2種類に分かれる
揮発性:コンピュータの電源を切ると記録内容が消えてしまうメモリ
Random Access Memory
DRAM、SRAM
不揮発性:コンピュータの電源を切っても記録内容が消えないメモリ
Read Only Memory
マスクROM、PROM、EPROM、EEPROM
2.SRAM(Static RAM)
特徴
小容量(~288Mb)
アクセス速度が高速
ビット単価が高い
用途はキャッシュメモリ
アクセスが単純
消費電力高
3.DRAM(Dynamic RAM)
特徴
大容量(~16Gb)
アクセス速度が低速
ビット単価が安い
用途は主記憶装置
アクセスが手間
コマンド制御
リフレッシュ必要(一定時間に電荷を注入する)
消費電力小
4.マスクROM
記憶装置の一種で記録されている内容を書き換えることができない
プログラムやデータをあらかじめメモリ内に書き込まれた状態で
工場から出荷され、以降は内容を書き換えることができない
フォトマスク(photo mask)と呼ばれる部品を使うことから
マスクROMと呼ばれている
5.PROM(Programmable ROM)
記憶装置の一種で基本的には記録されている内容を書き換えることができない
特定の機器を使うことで記憶内容の消去と書き込みができるメモリ
6.EPROM (Erasable Programmable ROM)
内容を消去して別の内容に書き換えることができる
すべて消去して再度書き込むという形
単にEPROMと言った場合は、紫外線を用いる「UV-EPROM」のこと
チップを封入したICパッケージの上面の一部がガラス窓になっており
ガラス部分からメモリチップ表面が覗いている
専用の装置で紫外線を照射すると記録が抹消される
7.EEPROM(Electrically EPROM)
特別な装置を必要とせず、組み込んだまま電気的に内容を消去・書き換える
発展し改善したメモリ素子を「フラッシュメモリ」(flash memory)という
大規模な利用に耐える特性や性能を持ち、
ディスクに代わって高速なストレージ装置として普及する