デフォルトドキュメント

1.デフォルトドキュメントとは

 ディレクトリに対して要求を行った場合に返されるドキュメント
   http://www.example.com/ と特定のページを指定しなかった場合
     http://www.example.com/index.html と表示されたとすれば
     表示された【index.html】がデフォルトドキュメント

2.デフォルトドキュメントの指定方法

 デフォルトドキュメントの指定方法
   【.htaccess】の
【DirectoryIndex】を使用して定義する

<Directory>
    DirectoryIndex index.html index.htm index.php
</Directory>

 注意点
   2行目にアクセスできるファイルを指定する
     優先順位は左側が高く、右に向かって低くなる
     左側のファイルが存在しなければ、順次右側のファイルに移っていく

     どれも存在しなければ、エラー表示( 403 Forbidden)される

   使う目的
     拡張子を意識せずにページを作成したい場合に便利
      拡張子をどれにするか迷うことが無くなる

3.デフォルトドキュメントの指定を外す方法

 デフォルトドキュメントの指定方法
   【.htaccess】の【DirectoryIndex】を使用して定義する

<Directory>
    Options -Indexes
</Directory>

 注意点
   2行目のIndexesの前に「マイナス記号」を挿入し
     Indexesがなくなり一覧表示がされなくなる

   もしファイル内容を公開し広くダウンロードさせたい場合には
     「プラス記号」を挿入しファイル一覧を表示するのが便利

4.重要事項

 【DirectoryIndex】で「Options Indexes」のままだと
   存在しないディレクトリにWebブラウザでアクセスすると
   Apacheの設定によってはそのディレクトリのファイル一覧を表示する

   表示されると、セキュリティー上非常に危険な状態となる
     他人にファイル構造やファイル属性が丸わかりとなり
     簡単に情報が盗まれる恐れが発生する

 必ず、デフォルトドキュメントは指定しておき
   ドキュメント(Webページ)を作成し忘れても大丈夫な様にしておく

5.注意事項

 【DirectoryIndex】の指定箇所に注意が必要
   このパラメータはディレクトリ単位で指定できるので
   複数箇所に存在する可能性がある

   全て検索して洗い出し、指定し忘れを防ぐ