1.オープンまたはクローズ

 ・オープンループ制御
  外部からの信号を用いることなく制御する方式
    タンクの水量やタンクからの流出量を実際に検出することなく、
    理論的な数学モデルに従って、タンクへの流水量を制御する
  モデルで考慮していない外乱に対応できない欠点がある
    単純で安価なため、単純なプロセスにによく使われる

 ・クローズドループ制御
  システムの出力を入力にフィードバックすることにより制御する方式
    タンクの水位計や流出の水量計などのセンサからの信号を受けて、
    タンクへの流水量を制御する
  出力信号を入力制御に渡すことをフィードバックという
    オープンループより正確で適応的な制御ができる

2.情報取得の違い

 ・フィードフォワード制御・・・オープンループ制御
   外乱による影響が現れる前に,修正動作を行う
     例、外気温度を測定して空調の運転を変える

フィードフォワード制御


 ・シーケンス制御・・・オープンループ制御
   定められた順序に従って、制御の各段階を逐次進めていく制御
     例、洗濯機が洗濯・ゆすぎ・乾燥などを自動的に行う

 ・フィードバック制御・・・クローズドループ制御
   外乱による影響を検知してから修正動作を行う
     例、流量計からの情報でバルブの開閉を行ない、流量を一定に保つ

フィードバック制御方式

3.フィードバックの種類

 ・ON-OFF制御
   例、タンクの水位に上限値と下限値を設定しておき、
       水位計が上限値を超えたら流入バルブを閉め、
       水位計が下限値より下がったら開ける
   欠点、フィードバックに時間がかかると、タイミング合わず不安定になrる

 ・PID制御
   フィードバック信号により入力を制御するとき、
     基本的に、目標値と測定値の関係により、
     Proportional(比例制御)
     Integral(積分制御)
     Differential(微分制御)の方式を組み合わせる