1.Chrome OS
Google社が提供しているLinuxをベースとしたOS
最大の特徴はソフトウェアをインストールしない
ほとんどの作業をBrowser(Google Chrome)上で行う
少量の外部記憶装置が備わっていますので
インストールして使うことはできる
「Chromebook」と呼ばれるPCだけがChrome OS を搭載する
製造メーカーはGoogle、ASUS、Lenovo、富士通 等々
2.使用上のメリット
・起動時間が早い
アプリケーションの立ち上げに費やす時間が無いため
Browserが立ち上がれば、直ぐに使用可能になる
・ウイルス対策への配慮が不要になる
インストールしたソフトが無いので、ウィルスに感染する恐れが無い
ソフトをインストールするとウィルス対策が必要になる
・低価格PCが多い
他のOS製品は12万〜20万、Chromebookは4万〜7万と格段に安い
小・中学校で大量導入した理由の一つ
・ゲーム等のインストール禁止
PC購入者が禁止事項として設定できる(教育機関、法人等)
小・中学校で大量導入した理由の一つ
3.使用上のデメリット
・多才なソフトの使用ができない
他のOS(Windows、Mac)用のソフトはインストールできない
Office製品、年賀状ソフト 等々
・インターネット環境が必要
ネットに繋がらなければタダの箱になる
4.考慮点
・Androidスマホ、タブレットを大きくした物として使用できる
初心者の方が初めて使用するPCとしては最適
導入方法や使用方法が複雑なソフトは使得ない
キーボード操作より、タッチパネル操作は馴染みやすく便利
スマホと同じアプリが使えたり、データ交換ができたりする
Macとi-Phoneでも同じことが簡単にできるので利点としては外した
・強固なウイルス対策が備わっている
サンドボックスは一手間必要なのでメリットから外した
※一手間増やせばメリットになるのは当たり前なので外した
・データのクラウド保存
外部記憶装置の容量が小さくても、ネットに繋がればアクセスできる
逆にネットに繋がらない場合にはデメリットとなる
・ユーザーインタフェース
GUI(Graphical User Interface)なので馴染みのある操作になる
他のOSと比べても優位性が表れない
5.Chrome OS Flex登場
当原稿をアップしたのが2021年6月
2022年2月に新しいChrome OSが発表された
GoogleはPCやMacにインストールして使える無料のOS
「Chrome OS Flex」を発表する
詳細な情報を収集して試してみること、を考慮しておく