Ubuntuインストール時の最初のトラブル
1.USBからの起動
インストール用のUSBを作成し、USBからPCを再起動する
2.USBのランプが点滅するだけ
何度試しても、ランプが赤く点滅するだけ
読み込もうとしているが、読み込んでいる様子が無い
画面もヒントになるようなメッセージも表示されない
動かない原因が分からないので、闇雲に下記を試してみる
3.障害発生のため対策を採る
BIOS起動デバイスの優先順位を確認する
USBが最上位であることを確認
ライブUSBの作成を最初からやり直す
作成ソフト(Rufus)で同じ操作を試す
NGとなる
USBを抜くとWindowsが起動する、BIOS設定には間違いは無い
作成ソフト(Rufus)のバージョンを変えてライブUSBを作成する
Windows7用だと3.22、Windows11用だと4.11の2種類あり
両方を試してみる、2つともNG
USBを2つの異なるフォーマット(NTFS、FAT32)で初期化する
初期化して、ライブUSBを再作成する
2つのフォマット共にNG
USBの接続を変えてみる
USBの挿入口が複数あるので、各々差し替えて試してみる
USB2.0と3.0の双方ともNG
ここまで2週間を要した
ここで、モニターを外部に繋げているのが目に入る
天板を踏み抜き、画面は大きくひび割れている
ドライバーが動いていないPCに繋いでもNGではないか
外部モニターへの接続を切り、見にくいモニターで再開する
4.エラーメッセージ出力
画面の上端にメッセージらしきものが、やっと現れる
文章の表示が切れ切れなので、全部を繋げて読み取れない
Enterキーを押してみると、続いて同じメッセージが現れる
Enterキーを数回押すと、画面が同じメッセージで一杯になる
読めるところを繋ぎ合わせると
「ファイル ‘/boot/grub/i386-pc/normal.mod’ が見つかりません」
ここで気づく、USBが読み取れずに先に進めないと思っていたが
読み取って先に進んだ結果、必要なモジュールが存在しないと分かる
5.おまけ
動かない原因を探すうちに、幾つか情報が集まったので整理しておく
情報が多岐に渡り、障害原因に焦点を絞りきれていない
・Ubuntu 24.04 LTSのインストールに必要なもの
Ubuntu 24.04 LTS の ISO イメージファイル
容量 8GB 以上の USBメモリー
ブータブルUSB作成ツール(RufusやVentoy)
・USBメモリーをブータブルにする方法
準備したUSBメモリーをPCに接続する
ツール「Rufus」を起動する
”デバイス”は、接続したUSBメモリーを選択する
”ブートの種類の選択”は、ダウンロードしたISOファイルを選択する
”パーティション構成”は、
使用するPCが新しい(UEFI形式)ならGPT
使用するPCが古い(BIOS形式)ならMBR
迷ったらGPTを試すか、ツールの省略値で進める
「スタート」または「作成」ボタンをクリックして作成を開始する
・USBメモリーからPCを起動する方法
PCの起動時に特定のキー(PF2キー)を押下し
BIOS/UEFI 設定画面、または ブートメニュー を開く
ブート(起動)順序を変更し、USBメモリーを先頭に設定する
設定を保存して再起動する
・USBのファイル形式
RufusなどのツールがISOファイルを書き込むときに、
自動的に最適なフォーマットに再フォーマットしてくれる
特別な事情がない限りWindows 11 でフォーマットするのが一番手軽
初期化するなら
FAT32 推奨、Windows 11/7の両方で問題なく処理できる
exFAT FAT32よりも大容量のファイルを扱える
NTFS 問題はない、書き込み前に不要なプロセスが動く可能性がある
上記対策を講じても解決しないので、さらに原因を探す
・USBメモリーが起動時にISOファイルを読み込まない主な原因は
ブートモード(UEFI/Legacy BIOS)の不一致、または
ブートローダーの破損・未作成であることが多い
原因調査と対処方法
BIOS/UEFI のブートモード設定の再確認
USBメモリーの作成方法とPCのブート設定が合っていない
調査方法
PCの起動時に BIOS/UEFI 設定画面を開く
「Boot」「起動」「Security」などの項目にある
Boot Mode (または CSM/Legacy Support) の設定を確認する
対処方法
Rufusで書き込む際、パーティション構成でMBRを選択した場合
PCのブートモードがLegacy または CSMがが有効になっているか
UEFIモードで起動しようとして失敗している可能性があるので
Legacyモードに切り替えて起動を試みる
UEFI を参照
”難解”なため当対策は講ぜず
・ISOファイルの破損チェック
正しくブータブルUSBが作成されないと、起動に失敗する
原因調査と対処方法
調査方法
Ubuntuの公式サイトで、ダウンロードしたISOファイルの
ハッシュ値(SHA256など)が公開されている
PCでダウンロードしたISOファイルのハッシュ値を計算し、
公式サイトの値と一致するか確認する
対処方法
ハッシュ値が一致しない場合は 再度ダウンロードから再開
ハッシュ値が一致した場合はファイル自体は問題なし
”難解”なため当対策は講ぜず
・ブータブルUSB作成ツールの変更
Rufusの相性が悪い、または書き込みに失敗している
対処方法
Rufusで書き込む際、パーティション構成でMBRを選択した場合
PCのブートモードがLegacy または CSMがが有効になっているか
UEFIモードで起動しようとして失敗している可能性があるので
Legacyモードに切り替えて起動を試みる
UEFI を参照
”難解”なため当対策は講ぜず
・ISOファイルの破損チェック
正しくブータブルUSBが作成されないと、起動に失敗する
原因調査と対処方法
調査方法
Ubuntuの公式サイトで、ダウンロードしたISOファイルの
ハッシュ値(SHA256など)が公開されている
PCでダウンロードしたISOファイルのハッシュ値を計算し、
公式サイトの値と一致するか確認する
対処方法
ハッシュ値が一致しない場合は 再度ダウンロードから再開
ハッシュ値が一致した場合はファイル自体は問題なし
”難解”なため当対策は講ぜず
・ブータブルUSB作成ツールの変更
Rufusの相性が悪い、または書き込みに失敗している
対処方法
Rufusで書き込む際、パーティション構成でMBRを選択した場合
PCのブートモードがLegacy または CSMがが有効になっているか
UEFIモードで起動しようとして失敗している可能性があるので
Legacyモードに切り替えて起動を試みる
UEFI を参照
”難解”なため当対策は講ぜず
・ISOファイルの破損チェック
正しくブータブルUSBが作成されないと、起動に失敗する
原因調査と対処方法
調査方法
Ubuntuの公式サイトで、ダウンロードしたISOファイルの
ハッシュ値(SHA256など)が公開されている
PCでダウンロードしたISOファイルのハッシュ値を計算し、
公式サイトの値と一致するか確認する
対処方法
ハッシュ値が一致しない場合は 再度ダウンロードから再開
ハッシュ値が一致した場合はファイル自体は問題なし
”難解”なため当対策は講ぜず
・ブータブルUSB作成ツールの変更
Rufusの相性が悪い、または書き込みに失敗している
原因調査と対処方法
調査方法・・・特別な調査は不要
対処方法
別の作成ツールで再度USBを作成する
”面倒”なため当対策は講ぜず
・作成ツールの候補
Ventoy
USBメモリーをブータブル化した後、
ISOファイルをそのままコピーするだけ
Balena Etcher
書き込みがシンプルで信頼性が高いツール