あなたのパスワードが危ない

6種類の危険なパスワード

1.短いパスワード

 システムによってパスワードの最低の長さや最長の長さが決まっているが
   なるべく長いパスワードを選ぶ

   短いパスワードはあっという間(ブルートフォースアタック)に
     セキュリティーの壁を突破されてしまう

文字数と解読時間

   8文字の場合
     数字だけのパスワードは1秒も掛からずに解読される
     数字+英大文字+英小文字+記号という複雑なものは7時間

   12文字の場合
     数字だけのパスワードは25秒で解読される
     数字+英大文字+英小文字+記号という複雑なものは3万年

2.使われる頻度が高いパスワード

 長いパスワードであっても利用者が多いパスワードは危険

頻度の高いパスワード(8桁)危険な理由
password真っ先に考えつくパスワード
12345678数字の8桁(逆順もあり)
qwertyuiキーボードの第一列を左から順
asdfghjkキーボードの第二列を左から順
11111111数字の繰り返し(異なる数字もあり)
1qaz2wsxキーボードの左端を上から順に
頻度の高い数字のパスワード(4桁)使ってはいけない理由
1234最もよく使われる4桁の数字
頭2桁が「19」と「20」で始まる生まれた年を意味している
01〜12までの数字二桁の並び生まれた月を意味している
01〜31までの数字二桁の並び生まれた日を意味している
2桁の繰り返し簡単に解読される

3.意味のあるパスワード

 英単語やローマ字表記の日本語、固有名詞を含むパスワードは危険
   攻撃する際に、よく使われる単語のリストを使って攻撃してくる
   
   複数の関連性のない単語を繋いだ文字列は危険性が下がる

4.自分の属性に近いパスワード

 個人の属性はSNSなどで容易に収集できるので危険
   所属部門の名前をパスワードの一部にする
   自分の名前+誕生日のパスワードは最も危険

5.デフォルトのパスワード

 ルーターなどにはメーカーが用意したデフォルトパスワードが設定されている
   デフォルトパスワードのまま使い続けるのは危険

   デフォルトパスワードとは公開されたパスワードの意味と考える

6.使い回したパスワード

 使っているパスワードを他のサービスで使うのは危険
   パスワードが漏洩した際に危険

   漏洩したパスワードはダークWebなどで販売される
     サービスごとにパスワードを変える必要がある

 パスワードを定期的に入れ替えながら使うのは危険
   パスワードの漏洩を考えると、意味の無い対応となる