1.特徴

 NumPy(Numerical Python)は科学技術計算やデータ分析に使用する
   多次元配列を操作するための強力な機能、数値計算用の関数

2.メリット

 C 言語で実装されているため高速な計算が可能
   Python のリストよりも効率的に大量のデータを扱うことができる
     関数はベクトル化されているため、
     ループ処理を書く必要がなくコードが短くなり読みやすい
       ※Python はインタプリタ言語、C言語はコンパイル言語

 NumPyのndarray型という特別な配列を使用する(Pythonはリスト型変数)
   行列の掛け算、逆行列、固有値などの計算を高速に行うことができる
   統計関数や乱数生成の機能も充実している

 形状が異なる配列間の演算を可能にする
   要素数が一致しない配列間でも、算術演算が可能になる
     ※スカラー値と配列の処理では、
      スカラー値はブロードキャストされ、配列として扱われる

3.基礎的な関数

append()配列の末尾に値を追加する
concatenate()指定した軸に沿って配列を結合する
where()条件に基づいて配列の要素を選択する
arange()指定した範囲の連続する値を持つ配列を生成する
mean()配列の要素の平均値を計算する
sum()配列の要素の合計を計算する
max()配列の要素の最大値を計算する
min()配列の要素の最小値を計算する
reshape()配列の形状を変更する
dot()内積や行列の積を計算する
 1 次元配列の場合は、内積
 2 次元配列の場合は、行列積
 どちらかがスカラの場合は、掛け算
linspace()指定した範囲に等間隔の数値を生成する
random()ランダムデータの生成や初期値の設定に使用する
sort()配列内の要素を昇順または降順に並べ替える