古畑任三郎(ファイナル)

2004.01.03

すべて閣下の仕業
南米の某大使館に勤めている黛竹千代大使(通称閣下)は、日本の経済力を示すために貧困に悩む地域にいながら贅沢な暮しを送っていた。 部下である川北参事官は彼の地元企業との癒着の恩恵を受けていながら罪悪感に駆られ、マスコミに公表しようとした。 だが竹千代は川北を止めようと説得している内にとっさに彼を殺してしまう。
竹千代は地元のテロリストに川北が誘拐されたように偽装しようと計る。
一方、旅行に来ていた古畑は、サルにパスポートを奪われてしまい大使館にやってきた。
だが古畑は閣下が現地の言葉がわからないこと、また川北が誘拐されたとするならば現状がおかしいことなどから、閣下を疑う。
閣下は疑いの目を他にそらさせるために、現地の使用人、ガルベスに罪をなすりつけ、現地警察によって無理やり事件に蹴りをつけさせようとする。 しかし、古畑は閣下の偽装工作を全て見抜く。
川北の死体を冷蔵室に隠していたことや、死体が発見されるのを遅くさせる必要性があったかを彼の前に付きつける。 だが閣下にはガルベスという身代わり羊がいたが、ここに彼の最大の失敗があった。

ガルベスが身柄を拘束されたのは現地語で「日本人は日本へ帰れ!」という脅迫文が発見されたからであった


竹千代はここで人生のすべてを失い恥辱にまみれるなら、と隠し持っていた拳銃で自ら命を絶つ。 古畑にとって、犯人をみすみす死なせてしまう苦い記憶の事件となった
ガルベスは現地語がしゃべれなかった。実はガルベスは顔の濃いだけの日本人で、現地人のフリをしていただけなのだ。ガルベスには脅迫状は書けない

「この位の内容なら大使館の壁にいくらでも落書きされている!」と主張した竹千代だったが、まだ公表されていない脅迫状の内容を竹千代はうっかり口走ってしまった。
2006.01.03

今、甦る死
鬼切村の名家・堀部家では、15年前に当主・幾三が謎の失踪、そして今、幾三の義弟で現当主の伍平が熊に襲われ死亡する。幾三の次男・音弥(藤原竜也)は、跡を継いだ兄・大吉(千葉哲也)と裏山の売却を巡り衝突してしまう。そんなある日、音弥は、恩師である郷土資料館館長・天馬恭介(石坂浩二)に資料の整理を依頼され、小学生の頃に書いた自由研究ノートを発見する ― テーマは「完全犯罪」。音弥はノートに書かれたトリックを実行して大吉を殺害する。前半:事故死に偽装
①音弥はかつて自分が書いた自由研究を見つける。研究のテーマは『完全犯罪』で、家に持ち帰る。
②『鎧』と『雪』で殺害を計画する。2階にある自室から竹馬で、離れにある大吉の部屋に移動し、警棒で撲殺する。
③遺体を納戸前まで運ぶと手袋をはめる。床に角砂糖を2個縦に積むと、その上につっかえ棒を置く。そして鎧の入った箱を棒で支えさせた。廊下の端からバケツに入った水を垂らすと、傾斜により水が流れて、角砂糖を溶かしてくれる。

・流れた水が甘かった
・床が傾いていた
・鎧を置く場所が無かった
・以上で偽装だと分かる

後半:音也の死の真相
①死後にノートの存在が明らかになる
②祖父の死と裏山の取り壊し時期が同じだと分かる
③小学生の時の担任だと分かる
④ノートの火薬の量の記述が書き換えられていた

以上の点で先生が犯人だと分かる
2006.01.04

フェアな殺人
ホテルの警備員に転職した向島(小林隆)は、フリーライター・郡山繁(今井朋彦)に強請られていた。郡山を殺して自殺しようとする向島の計画を知った腹違いの弟・イチロー(イチロー)は、兄に代わって郡山の殺害を決意。地下駐車場に誘き出した郡山に片方だけ毒薬を仕込んだ2つのカプセルから1つを選ばせると口に含ませ、残りを自分の口に含んだ― 次なる戦いにフェアプレイで挑むべく、イチローは助手席のシートに自分の部屋のマッチを残して立ち去った。
さらにサインボールを地下駐車場で投げて上部にある排水管の方へ放り込む。

夜8時にホテルスタッフが色紙を渡して9時には出来上がったという。
車内にホテルのマッチと駐車券を発見。なんでこんなクシャクシャなんんだろう、と疑問を感じた古畑。椅子を動かした人物がいる。待ち合わせた者がいる、とにらむ。

古畑は車の外にタバコの吸い殻も発見。やはり誰かと待ち合わせしていたのか。遺体のポケットにはライターがあったが燃料が切れていた。マッチも使っていなかった。
なぜマッチを使わないのか。マッチが湿っていたからと古畑。湿り方が片面だったことから加湿器を使っている者とにらむ。
加湿器を貸している部屋は3つ。ひとつはスイートルームのイチローだ。

サインされた色紙はスタッフが用意したものでなかったといスタッフが気付く。隅にイチローの似顔絵スタンプを押したはずだという。古畑は色紙のすり替えトリックを見抜く。

6時にホテルにきて食事をして、売店のイチロー祭りで野球のボールを買っていた。しかしボールは、車の中にはなかった。

お兄さんが車の中でサインをしたものがあったという。被害者の名前も日付も入っていた。
「あり得ない。相手の目の前で兄貴が僕の代わりにサインをするわけない」というイチロー
古畑の持つ野球ボールを奪っていうイチロー。
「あなたが書いた字だとお認めになる。それは犯行現場にいたということだ」と念を押す古畑。
誰もサインボールといってないのにもかかわらずイチローは、ボールを手に握った。
2006.01.05

ラスト・ダンス